2014.02.12 Wednesday

ガーフレット寮の羊たち・3巻カバーメイキング

3巻カバーイラストの制作過程です。
クリックすると大きくなります。

 
















背景と人物をデザイナーさんにお渡しして、
あとはおまかせ。

今回もデコネコさんに、とても素敵にデザインしていただきました!

ガーフレット寮の羊たち・3巻は、2月14日発売です。



2014.02.07 Friday

ガーフレット寮の羊たち・第12話カラーメイキング

発売になったばかりの月刊プリンセス3月号に掲載の、
ガーフレット寮の羊たち、第12話のカラーイラストの制作過程です。
メイキングというよりは、ただの作画記録かもしれません!

※クリックで大きくなります











そして最後に雪をちらして……
完成した絵は、こちらです。

水彩紙はセヌリエを使っています。
廃盤になっちゃったので、
手持ちのスケッチブックがなくなったらどうしましょう。





2014.02.06 Thursday

ガーフレット寮の羊たち・背景の資料写真について

 発売中の月刊プリンセスに、
ガーフレット寮の羊たち・第12話が掲載されております。

今回、アーリントン家がふたたび登場しています。
そこへやってきたレスターベリーが……という、このシーン。


実はこの背景の資料写真は、読者さんが提供して下さいました!
Mさんは、いろいろな国を訪れ、素晴らしい写真をたくさん撮っていらっしゃる方で、ブログにも素敵な写真がいっぱいです。

2巻刊行時、色紙プレゼント企画を行った際に、
「アーネストのお家のモデルになったお屋敷はミドルソープで、エドガーのお家のモデルはカッスル・ハワードですね。どちらもたくさん写真を撮っているので、よかったら使ってください」と、おっしゃって下さったのです。

わたしが撮影してきた写真は、当時のアナログ一眼レフでとったもの。
腕もたいしたことない上、銀塩写真をスキャンした画像は、どうしてもぼけてしまうため、背景を描くスタッフさんは、ほんとに大変です。

Mさんのお写真はデジカメ撮影、そして腕がすばらしい!ので、わたしも背景スタッフさんも、大喜びです。
登場人物たちも喜んでいるに違いありません。

ガーフレット寮の内装写真は、作家の入江敦彦さんにご提供いただいたものですし、ほんとうに色々な方が、ガーフレット寮の羊たちをささえてくださっていて、感謝の気持ちをどう表現しようかと困るほどです。

Mさん、ほんとうにありがとうございます!


ガーフレット寮の羊たち、第3巻は2/14発売です


2013.11.07 Thursday

カラーメイキング


「ガーフレット寮の羊たち」
第11話の扉絵のメイキングです


下絵はコミスタで描いて、水彩紙(セヌリエ)に茶色のペンでトレス。
この段階では人物の背後の風景は入っていません。

 

こんなかんじで着色します。
水彩絵の具と画面にうつっていませんが、カラーインクを使います。
水彩絵の具は、あらかじめホーロー製のパレットに出しておいて、固形絵の具として使います。
混ざり合った色はそのままで洗い流さないずに。
ある日、偶然に、素晴らしい色がパレットに出現していたりするのですよ。


まず、肌と頭部、それから今回のポイントであるポストの赤を着色します。



次に黒い部分を着色。
ブラウン系数色と、2種類のグレイと、2種類の黒を使ってぼかします。


アナログ着色が終了したら、スキャナで取り込み、photoshopを使って背景の主線レイヤーと重ねてレイアウトします。

背景と人物のレイヤーは、最後まで分けたままで作業します。
水色のラインがはいったレイヤーはあとで捨てちゃいますよ。

ここでいったん水彩紙に戻り、ふたたびアナログ作業。
背景の範囲にあわせて、ベージュ系とブルー系のパステルを、3色くらいぐりぐりと、化粧コットンで円を描くようにしながらすりつけます。

それをスキャンして、背景線と重ね、不要な部分を消しゴムで消します。
背景線にはガウスぼかしをかけてます。



まず建物にパステルを重ねたところです。
あとでパステルのレイヤー透明度を調節しました。

次に空部分のパステルを配置して……


人物の細部(制服のシマシマや、マフラーの編み目など)と、背景の細部をpshotoshopで描き加え、最後に雪を降らせて完成です!


2013.09.23 Monday

参考資料または萌えの元


ガーフレット寮の羊たちの参考文献です
……というか、正直にいえばわたしの萌え一覧です。
とりあえず直接的に学校関連のみ並べました。


書籍

英国パブリックスクール物語/伊村元道
(パブリックスクールの歴史など基本知識はこの本でバッチリ)

パブリック・スクール/竹内洋
(受験の仕組みに特化した現代パブリックスクール事情)

イギリス教育の伝統と未来/池田良三/帝国地方行政学会
(とにかく英国パブリック・スクールについて詳しく書かれた書物。神!)

パブリック・スクールからイギリスが見える/秋島百合子/朝日新聞社
(現代のパブリックスクール事情)

自由と規律/池田潔/岩波新書
(第一次大戦後、17歳で英国のパブリックスクールに留学した著者の自伝、体験談。リアル体験談です。大事なので2回書きました)

トム・ブラウンの学校生活 上下/トマス・ヒューズ
(1830年代、わたしたちがイメージする「パブリックスクール」が完成する以前の時代のラグビー校の物語。アーネストのおじいさまが学生だった時代)

An Eton Schoolboy's Album / Mark Dixon

ETON COLLAGE(オフィシャルガイドブック)

THE VICTORIAN PUBLIC SCHOOL / TREVOR MAY / SHIRE LIBRARY

ETON repointed / J.D.R.McConnell

AN ETON CAMERA 1850-1919 / P.S.H.LAWRENCE

AN ETON CAMERA 1920-1959 / P.S.H.LAWRENCE

Eton The Boy's Side /Anatole Sloan & Serge Mosesov

Winsor and ETON / Compiled by Michael Stiles

Eton School Days, Or, Recollections Of An Etonian/Bracebridge Hemyng


DVD
ストーリーにはあまり触れず、主にロケーションについて……

「アナザー・カントリー」1984年制作
英国パブリックスクールを最初に日本女性に知らしめた名作。
細くて綺麗なルパート・エヴァレト、
そして、英国王のスピーチで王を演じた
コリン・ファースの若き日の姿を鑑賞できます。
クリケットのシーンも堪能。
主なロケ地はオクスフォード。


「モーリス」/1988年日本公開
こちらは20世紀初頭のケンブリッジが舞台。
パントと呼ばれる、底が平たく細いボートのシーンがたっぷり見られます。
ガーフレット寮の羊たちに登場するボートもこのパントです。
パント乗ったことないので、目を皿にして画面を凝視して作画の参考にしました。


「炎のランナー」/1981年制作
物語の舞台はケンブリッジですが、ロケはかなりの部分がイートン校で行われています。
中庭、外見、礼拝堂内部など、鑑賞できます。


「if」/1968年制作
1960年代のパブリックスクールが舞台。
学生運動というかアナーキーな雰囲気の強い作品。
イートンの体育館など見られます。


「Tom Brown's schooldays」 /2004年制作
上記の小説「トム・ブラウンの学校生活」のドラマ化。
これ、校長先生がなんとスティーブン・フライです。
主人公のトムがとんでもなく色っぽくて可愛い。
…それだけに校内でのいじめが残酷に見えてしまいます。
このあとパブリックスクールの改革が起るわけですが、
改革されてよかった!!
「野うさぎと猟犬ゲーム」も映像で見られます。


「Tom Brown's schooldays」 /1951制作
こちらは古いのほう作品。
寮母さんも登場。


「チップス生さようなら」 /1969制作
これも古典的名作。
先生はピーター・オトゥール。
イートンとハローを混ぜたような制服が素敵です。


「ヤング・シャーロック」/1985年制作
クリス・コロンバス監督作品ですよ。
これのロケにもイートン校が登場します。
主役を演じたニコラス・ロウがイートン出身だったそうです。
(いや撮影時は在学中だったかな)


イートン校オフィシャルサイトももちろんブクマ!
http://www.etoncollege.com


他のヴィクトリア時代関連書籍については、
こちら↓を御覧下さい。※2006,06 Last up date



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